そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

天下人を殺した男、のはなし

たぶんサイトを始めた頃から、

何度か書いてるとは思うんですが、

せっかく拙宅の本能寺も書いたことなので、

うちの二人についてつらつらと。

麒麟総集編の前に書いちゃおうって…)

 

なんでこの人たちにハマったのか、

あんまよく覚えてないんですが(あまりに昔で)

そもそもは資料も創作も多いノッブより、

『天下人を殺した男』である光秀に、

ものすごーーーーく興味があったんですよね。

 

ちょいちょい「戦国最大の謎」と言われますが、

本能寺の変が唐突過ぎたのは周知の通り。

ちらっとウィキ先生に訊いてもらっただけでも

「おおっと」と思われるんじゃないかな…

すっごいいろんな説があります。

昔の大河ドラマや大型時代劇だと、

だいたい怨恨説が多いかなあ…

秀吉or家康orその他黒幕説もあったり。

(ひょうげものとか刀のなんかは秀吉でした?)

 

あと、私が読んだいくらかの時代小説だと、

だいたいどの光秀も本能寺襲撃の後、

「どうしたらいいですかね、信長様」

的な独白をするんですよ…みんな揃って何やってんだ。

(これは池波先生の国盗り物語のせいかしら)

 

好きな作家さんである永井路子先生のエッセイでは、

光秀も天下が欲しかった説だったかなあ…

それもわりと新鮮でした。

むしろそうあって欲しいと思うくらいに(笑)

だって怨恨説の光秀、超気の毒なんだもん…

それと表裏一体で、ノッブがエキセントリックになる。

 

ま、ノッブが強烈すぎて影薄いんですよね、光秀…

麒麟でも云われてましたが、表舞台に出るまで

前半生が謎ですからね…ほんとに帰蝶様と縁者か、

ってところも実はあやふやなんじゃないかったかな。

最近の研究だと、ノッブもこれまで云われてたような

劇的に革新的ではなかったという話ですが、

時代の寵児には違いないと思うんですよ。

それを、あんな不意打ちな形で殺した男…

やっぱりどうしても気になる。

 

今回、麒麟でも強調されてましたが、

光秀はそれでも織田家家臣の筆頭なんですよ。

重用され方が並みじゃないので…

それだけ光秀も働いてたってことだと思うし。

お互いに能力は評価していただろうし、

ノッブが(若干無神経に)信じすぎてたのも、

光秀がどこか焦っていたのも本当で、

しかし何故、こんな劇的に二人の関係(笑)を

終わらせなければならなかったのかは謎のまま。

いずれにせよ、光秀にはどうしても

信長を殺さなければならない理由があった。

本能寺って無理心中事件だよな…と思っていたのでした。

 

ま、そんなこんなで、わりとSFというか

伝奇っぽいお話になりましたが、

本能寺心中(ってタイトルにすればよかった!)が

公開中ですので、気が向いた方は是非!!

(超書きたかった話なのでしつこく宣伝する)

www.pixiv.net