そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

ブクロの老舗CPのはなし

だからいいかげん、ちゃんと机に座れば

うっかり寝落ちする前に日記も書けるし

新聞も読める気がするんだ…

(安定の寝落ち)(ほとんどデフォ)

ご飯のあと、ぱっどminiもってごろごろする or 

PCつけて寝っ転がって見てるのよくない。

(わかっちゃいるけど辞められないってね…)

 

でも日記くらい書こう。

さて、ようやく読んだIWGP最新刊、

コロナも取り入れて今回も今日的でした。

ブクロを回遊する永遠の20代マコトは

しっかりトラブルシューターをやってて、

バイタリティにあふれてた。偉い。

 

パパ活、ぶつかり男、デリバリー配達員と

コロナまっただ中のリアルな話題を取り入れて、

石田さんすごいなあと思いつつ、

表題作はネット炎上という、これもまた

キャッチーというかIWGPだな!という選択。

 

しかも、炎上を仕掛けられた被害者

(本当に本人には非がないだけに恐ろしい)

ローカルテレビ局の女子アナさんと、

誹謗中傷をしつこく繰り返して、

炎上を仕掛けたネトストたちの造形もくっきり。

物語は被害者女性がネトスト達と

直接対決するシーンがキモのお話でした。

 

それで私の中で「これは」と思ったのが、

最終的に被害者に物理的な攻撃をするに至った

ホンモノの犯人のほうは、

むしろ「あー、そういうつながりが」という

背景が用意されてたんだけど、

(これは、たぶん石田さんの思いやりというか、

そういう背景でもなければやりきれない、

っていう願望もありそうだなとは…)

そうじゃない輩の方がむしろリアルだったのが。

 

エルダーズスタッフとして

定年延長されてる新聞記者の男とか、

離婚直後のうつ病のシングルマザーとか、

ウラを取ってないネットの憶測記事を半分も、

もしくはほとんど読んでもいないのに

実際には逢ったこともない女性に、

聞くに堪えない罵詈雑言というか、

人格や尊厳を踏みにじる言葉を投げつける人間は

いったいどんなモンスターなのかと思ったら、

ぜんぜん卑小な人間だったというのがね。

三人目は、被害者に直接会うことを拒否する

(=代理人として弁護士を雇って)

IT会社のエンジニアとかもすごく現実味がある。

マコトの一人称の短くて細かい描写だけで

「そいつはヤバイやつだ」

「ああこれはダメな人間なんだな」

って解らせるのが筆力というものかしら。 

 

先日のIWGPアニメは正直「んーーーー」で、

スピードラーニング過ぎてあれだった)

2.5の舞台は見てないんですが、

変わり続ける「ブクロ」を主役にしたお話で、

今後も楽しみにしているシリーズ。

やはり原作が唯一無二。

次の巻では、閉店した丸井とハンズも

マコトが弔ってくれるだろうか…

 

ということで寝よう。