そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

没頭できる場所

とーほーが2/24〜28の間、会員価格だというので、

せっかくならと見ました『ドライブ・マイ・カー』

いや、ほんと良かった。びっくりするくらい。

 

しかし、まず気になったのはあの車で、

いつスタッドレスに履き替えたのか、ということ。

車本体は昭和の遺物っぽいけど、

タイヤはふつうの規格だとは思うけどね?

(と思ったら、スウェーデンの車だそうで!)

ホームセンターか、フェリー降りてすぐのスタンドか。

舞鶴じゃなくて新潟なのは時間の関係か、

いずれにせよ甲板であっても冬の日本海

ジャケットで出ると死ぬほど寒いぞにしじー。

という、いい作品でした!!(おい)

 

や、私自身はとにかく車での移動が苦痛なので、

ドライブ自体が意味不明だったんだけど、

以前、車内は完全に一人っきりになれる空間である、

という話を聞いて、ああなるほどと。

特に家族と暮らしている人はそうかと感心したんですが、

特にこの物語の主人公(舞台俳優&演出家)は、

職場への行き帰りで演劇のテキストに没頭し、

身体の隅々にまで行き渡らせる時間として、

非常に大事にしていたことが分かって、

↑の話を思い出したのでした。

世界に没頭できる場所、なんだろうなあ…

(※私は閉所恐怖症気味なのでダメですが)

 

あと犬が超可愛い。かわいい。

そして広島の街と瀬戸内が美しくてね。

ゴミ焼却場のデザインに感銘を受ける日が来るとは。

透子さんが絶品なのはもちろん、

マサキオカダは人間味が欠けたクズをやると

天下一品だと思うんだけど、

あれは顔とスタイルが完璧すぎるからかね?

今回もサイコーでした。(※本当に褒めている)

実写化微妙だったけど三角窓見るべきか…

でもなあ、原作ファンとしては辛い。

 

それと、私は演劇というかチェーホフに疎いので

理解がガバガバなんだけど、

人生は残酷で、でも自らを助くというか、

信じろ、ちゃんと生きろという話なんだと思う。

たとえば私が三毛猫を看取り、母と父を見送ったあと、

なにが残れば生きていけるかというような。

 

多言語(韓国語手話含む)で演じられる

ワーニャ伯父さんやゴトーを待ちながら、見てみたい。