そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

愛によせて

何もしないと益体もないことを考えるので、

それならいっそ創作でもしてたほうがいいんじゃ、

と思ったり…しています。

あとせっかくだから、勢いでツイートしたヤツ、

記録を兼ねてここにまとめておこうかなと。

 

先日、TLに、原作への敬意と愛をもって

二次創作をしている書き手さんが、

少々…多分に鬱屈した思いを吐露したツイが流れてきて、

そのモヤモヤは分からないでもない、と。

や、勝ち負けと言ってしまうとアウトだけど、

そういうのを感じることはある。

 

トレンドとか潮流とか傾向とかいうけどさ、

だいたい数は力なんですよ、それはしょうがない。

原作の世界観や物語とは別軸に、

そもそも「型」に対する好みや偏りはあるもので。

それがBL界隈だと『体格差CP』や『美形受け』、

『好きなキャラを受けにしがち』『幼馴染みCP』

『ライバル関係』とかまあいろいろある。

(列挙してみたけど、なんだろう、

自分の守備範囲外の要素をまとめた感じになってしまった…)

 

もちろん、それらは独立で存在するけど、

アラカルト的に組合せで「ハマる」こともある。

幼馴染みの体格差CPとかね。

そしてそういう『好みの集合』を並べてみれば、

相対的にメジャな組合せと

マイナな組合せが存在することも事実…

ちなみに、それは『根拠』(もしくは原典)である

原作からは逸脱する事さえあるのだけれど、

それもどうしようもない。

本人達に制御できるものではない(性癖だから)、

ただ分母が多ければ多いだけ傾くのも早くなるもの。

 

そもそも作品世界の中での立場、挙動、容姿や体格差、

人気の高さ(=シンパシーを感じやすいかどうか)等で

このCPしかありえない…!と心を決める場合もあれば、

自分の『好み』や『願望』を仮託して、

わたしのかんがえたさいきょうのCPになる場合もある。

それは読み手の自由だろう。

そして、原作へ理解や付き合いが深い浅い、

長い短い、強弱、そういう尺度とはまた別に、

元々の「好み」へのこだわりがあるのは読み手の自由で、

いろんな要素が組み合わさった上での『界隈のトレンド』

それは誰にもコントロールが出来ない。

 

いや、この原作からどうしてそうなるよ?!

お前ちゃんと読んだか!? 正気か??

適当に途中から妄想混ぜたんじゃねえのか??

と、言いたくなることがあっても、

それは単に自分と付箋を貼る箇所が違うだけであって、

作品は多面体だと言うだけなのだ。

ただ、そうして起こった『界隈のトレンド』が合わず、

ええええーそれはないわーーーと思っていても、

多数派が推しているから準公式っぽくなり、

まったく納得いかない!ってことも起こりうる。

某キャプテンのメガネとか最たるものだと思う。

(※個人の意見です)

 

だから自分の「これ!」が「メジャの軸」と

外れてしまうということも有り得るし、その逆もまた然り。

しかし、そうやってマイナの民になってみると、

延々と己の「これ!」と付き合うことになり、

ただ「継続は力なり」とばかりに、

ずっと好き・推しと言い続けることによって、

メジャな好みの人たちが満たされて去った後でも「残る」。

そのせか(?)完結から10年後のイベントで

そのCPが最大派閥になったりするんです!!!(実話)

 

それから長年、ヲタクをやっていて思うのは、

好みが「メジャ」寄りの人の場合、

どのジャンルでもメジャなものを好きになる

→同士が多い→共有が多い→満足する

→好きの寿命が短い傾向が…見え隠れするというか。

逆に「マイナ」寄りの人の場合、

供給はずっと少ないので永遠に満たされない。

だからこそ続くんだよねえ…_(:3」∠)_

 

勝ち負けとはまた別に、雨垂れ石を穿つのように、

他に替えが効かないという愛があって

(それが思い込みであっても)

現実を殴り倒すこともあるよ、と思うので、

原作への愛とそれをまっとうすることは何より尊いのだ。

本当に。