わりと安物買いの銭失いが得意技で()
ついつい安いと飛びついては失敗する、
を繰り返していますが、なかなか反省しません。
や、黒い金曜日に半額でブーツを買ったんですが、
同じメーカさんでも、型が違うと、
微妙に合わないときあるんですよね。
靴擦れをしたというオチです、無念。
さて、またコタツでぐっすりでこの時間ですが、
せっかくなら文字組の話でも書こうと思って!
なお明日は室井さんハシゴと原稿するんで、
今のうちにネタを披露という話?(そうか?)
今回の文学フリマ東京ではBLジャンルでしたが、
相変わらず「L」の要素は薄いので全て全年齢、
てか、主に『怪』を手に取って頂いたんですが…
装丁が素敵なので、や、試し読みをしたら
すごく読みやすかったのでゆっくり読もうと思って、
と言って頂いて、やったぜ!!!!になってました。
読みやすいというのは、これまで一次でも二次でも
偶にそういって頂けることがあって、
微妙にこだわっているだけに嬉しい限り。
ので、ざっくりと拙著の文字組をご紹介。
作成した頒布物は文庫、新書、B6の3サイズで、
B6は二次創作だけですね、わりと珍しいと思います。
二次の小説だとA5が伝統的にメジャかな…
文庫や新書はどうしてもページ数かさむんで、
一昔前はオフセットとか難しかった(金額的に)んでは。
最近ではオンデマのおかげで安くなったし、
二次は分母大きいので刷れるようになったかも!
なんですが、私はやっぱりページ数かさむのと、
そんなに部数が出ない、重くならないほうが、と
文字サイス等を合わせると1ページあたり
A5と同じ文字数でいけるんですよ。
あとB6って青年漫画と同じサイズなので、
本棚に紛れる(笑)のもあって作ってます。
1ページあたりの文字組はこんな感じです。
(クリックで拡大しますよ)
こう見るとスカスカな気もしますが、
全体的にわりとみっちりな気もする…
あ、でも私の文章は短文を重ねる感じなので、
二段組み向いてると思います。
のもあって新書も二段組みです。
新書だと岩波とかブルーバックスとか
一段組も多いかもしれないですが、
やりたかったんですよ、新書二段組!!
講談社ノベルスをモデルに設定しました!
(赤裸々)(鵼読んだあとだったからね)
B6と変わらないように見えますが、
実際やってみるとやっぱB6より文字数少なめ。
でも1作あたりのページ数が少ない掌編・短編集には
これくらいがあってると思います。
そして文庫はこちら。
こうして見ると文字数少ないな!?(当然)
なんですが、やはりすぐ手に取れる大きさだし、
字書きとしては憧れです、文庫版!
なお、頒布物は全てヒラギノ明朝、
文庫は9pt、新書、B6いずれも8.5ptです。
文庫で8.5をやったことがあるんですが、
あ、ちっちゃいな!だったんですよ。
A5でゲスト原稿を頼まれたときは
いずれも9ptだった記憶があります。遠い記憶…
これも市販の小説を参考にしてます。
やはり餅は餅屋ですからねー。
フォントはまあ林檎の民としては、
全幅の信頼をおいているヒラギノ…
君なしでは生きていけないよ…!(これは本当)
仕事ではMS明朝一択なんですが、
これがまあ残念でね!!コンチクショウですよ。
なお、わりと小説本出す方にまず聞かれるのが
この使用フォントだったりします。気になるよね。
なお、明朝体については春の文フリ東京で手に入れた、
こちら面白かったので、興味のある方は記事だけでも。
あと紙は一貫して淡クリームキンマリです。
なんせ文字数多いので72.5kg、だったのが、
最近はもっと薄いのが出て、55ぐらいだったかな、
薄っぺらい感じもないので愛用しています。
共振〜以外は全部薄くなった、はず。
たしか、京極御大のレンガ本がどんどん厚くなって、
製本技術の限界に挑戦!になったので、
印刷業界も対抗して、薄くて丈夫な紙を開発!
と云う流れだったきがするんだけど…
御大ありがとうございますwww
色つきの紙も面白そうなんですけどね、
企画本とかならいいのかなあ。
長い文章だと他の紙ではやはり目が疲れるので、
短編集とかだとできるのかも?
次の上海は1巻目と同じ仕様になると思いますが、
確か表紙の紙がもう品切れだったかもしれない…
ので、ちょっと考えないとなんですよね。
伊東屋さんに紙の実物見に行こうかなあ。