そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

コンクラーベは根比べ、という駄洒落はどこまで通じるのか

ようやく見ましたよ、教皇選挙!

 

うっかり妖怪とか香港を熱心に見てたけど、

本当は今春の本命だったような…

なんか前評判が高くて(私の周りでは)

え、大丈夫? 期待して良いの?

だったんだけど、心配なかった…!

すっっっっごく面白かったです!!

 

ちらちらとネタバレアウトな作品だから、

というのは察していた(?)ので、

なるべく前情報も入れないようにして、

予告編くらいしか見てないんですが、

ちゃんと分かったよ! てか、

枢機卿のメンバーとか設定とか、

初見のひとにも分かりやすいように

作られてて、さすがだな、と思ったね(笑)

 

まあ気になる方は見た方が良いです。

ぜったい損はしない、面白い。大丈夫!

もともと、信仰を持たない身としては、

この選挙は政治そのもの&元々階級制度だし、

という見方だったんだけど、

わりと純粋に信仰の話というか、

神様の物語だったんじゃないかなあって。

よしなが先生の『愛すべき娘たちへ』で、

恋をするって人を分け隔てすることじゃない、

というシーンがあったけど、

あれとニアイコールでは…と思わないでもない。

 

でね、「ユダめ!」という台詞よりも、

「あなたはこれから世界で最も〜」のほうに、

そういえばそうだよ…!という衝撃があった。

そういう選挙でしたよねー、はー。

でもカメが可愛い。

 

あと、コンクラーベというか、バチカン市国に私、

すごく興味があって、レポート書いてた。

多分、世界史だから高校生のころにwww

進学校あるある、授業は重点項目しかやらないから

長期休みで課題としてレポートで補完せよなやつ。

ヨーロッパで好きな2ヶ国選んでレポート書く、

というのに、堂々とバチカンを選んだという…

趣味の世界史!それはそう!!)

まあ、そんなんで今回は美しい装飾の教会と

美術、調度、お衣装と見放題でよかったですね。

赤と白と金の配色が素敵過ぎた。

 

なお、コンクラーベの後にビアズリー展へ。

元々好きだったというより、

サロメつながりで知った、というべきかな、

三菱の美術館初めて入ったね、意外?

でも10周年っていってたような?

何で行かなかったんだろうか…(ほんとにね)

 

ビアズリーは26歳で夭折してしまったので、

画家としては実働7,8年だろうかと思うんだけど、

まあ天才で鬼才だったと思うねえ。

すごく好みというのとは違うんだけど…

それで結局、私が好きなサロメは、

オスカー・ワイルドサロメなんだろうなと。

カナーンの首を!というお嬢様の悲恋?

というか、執着というかがさ。

それで云うと、ギュスターヴ・モローのが

多分ダイレクトに好みなんだよね。

 

でもこれ、聖職者に惚れてもしょうがないぞ、

ヤツらは神しか愛さない、みたいなさ。

あ、教皇選挙も同じ匂いを感じたんだよ…

何を言っているのか…まあいいか…

 

いや、おかげでちょっと

「俺たちはこれから、神様を欺かなきゃならない」

から始まる連作SSとかかっこいいのでは!?

とか、

「私は、神に祈っているのか、あの方に祈っているのか、

わからなくなってしまったのです。」

という告解から始まって、

「それでは、私の為に祈れば宜かろう」

で終わるSSとか楽しいのでは、と思ったりしてます。

こういう話はきっと性に合ってる…_(:3」∠)_

 

あ、実は珍しく「次に書く話」が決まってなくて、

本当にまったくゼロスタート、というか…

久しぶりに物理屋が書きたい気がするけど、

野球賭博…?(旬な話題)となると

ちょっとまだ見えなくてさ。

ここ十数年、ずっと書き続けてきたのって

すごいことなんだな、と改めて…すごいね?!

 

なんて。

積ん読(普通のも薄いのも)しながら考えます。

あとトワウォ吹き替え版は見るかも…