今日は八王子で野球だったんですが、
まあそれはそれ…(どれ)
明後日も野球なんで、その時にでも?
今日は創作関連ネタをまとめておこうと。
ついっただと流れちゃうからさー。
先週末?だっけ、ちらっとTLで話題になってた、
一次創作と二次創作の違いというか、
二次創作は一次創作の練習にはならない、とか
一次創作者は真に萌える二次創作がしづらい、
というネタがあったんですが、
それはそれぞれ「いやそんなことないよね」と
反論がついて、「デスヨネー」なんですが。
ただ、どちらも「創作」であるし、
使う筋肉が違う、とか、個人的な感覚だと
苗床が違う感じがするんだよね、一次と二次って。
あと、二次は作品への愛を叫ぶ手段だけど、
一次は世界の愛し方を形にする、感じ。
伝わるだろうか…?
そんなことを考えてたら(強引なモノローグ)
実は一次と二次で、ほとんど同じ構造で
同じ文字数のSSを書いていたことを思い出し、
ちょっと比較してみました。
それぞれ何に絞ってどう書いたかが分かるかなって。
一次創作のSSはこちら。
気付いたらけっこう前のだった…
なんですが、上海シリーズでは代表作なので。
一方、二次だとこちら、最近書いたトワウォ信洛
(リンク間違えてたよ!!)
これ、いずれも文字数1800〜1900のSSで、
語り手(モブ)が、とある慣れない場所で、
ある人物(主人公)の秘密に出くわす、という
まったく同じ構造になってます。
信洛のほうは主人公が二人だけど、それでこそのはず。
二次は世界とか状況の説明をしなくていいので、
入れたい描写全部盛り込んで1シーン1カットが出来る。
一次はさすがに「彼が誰」かが分からないとダメ、
というか、効果が薄いので本人に語ってもらいます。
で、やっぱりメインは「秘密の開示」なんですよ。
『屏風』は怪談でもあるので、
できるだけ不吉で不穏な方が効くのでこうなった、と。
ちゃんと最初から読むと、『彼』が『誰』で、
「誰のことを話しているか」はわかるので、
読者の皆さんが「おまえかー!」になるという。
日本史の教科書に絶対出てくるあの人たち…!
一方、二次の『冬』のほうは、秘密の内容は
読者がむしろ知ってる(モブ氏が知らないことまで)ので、
読者が楽しむのは「秘密の開示」じゃなくて、
信洛と「秘密の共有」をするところがメインになる。
モブ氏はそれに不意打ちを食らわされる感じ。
いずれにしても、ちょっと仄暗いというか、
秘密を知ってしまった背徳感みたいなSSでした。
と、なると…あんまり一次も二次もかわんない…?
2000字ぐらいだとこんなもんですかね。
屏風のほうが特殊設定で一次っぽくないせいか。
でも、二次は元ネタを知らないと味わえない、
というか、原作を履修したくなる作品になるはずで、
(原作への愛を表したものだからね!)
『冬』の青年が誰か、信一が何を見てたのか、
ってことを知ってる読者がによによできるSSのはず!
『屏風』は最後まで読んで、
「おまえかーーーー!!」を気持ちよく叫んで欲しい。
てことで、それぞれ「らしい」SSではないかと思います。
やっぱり、二次は作品への愛を叫ぶ手段で、
一次は世界の愛し方を形にしたもの、なんだよな…