そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

狐の嫁入りモティーフで怪談を書く(後編)

狐の嫁入り話続きです!!

 

さて、狐の嫁入りティーフの連作ですが、

この花嫁御寮は死出の旅路の案内人をしている。

気紛れに。彼女は善悪の判断はしない。

フカツや海音寺は行き逢ってしまっただけ。

そこで海音寺はテトラのおかげで接触はなかったけど、

フカツはつい傘で縁を結んでしまったと。

 

そこでの香港verとしてのトワウォ冥婚編

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日本組の一方、洛軍は巻き込まれ方というか、

本来は占と祖の道行きに付き合わされただけで、

二人を繋ぐキーをやってたんだけど、

おかげで取り込まれてしまい、

信一を巻き込みそうなことに気付いた、と。

 

このSSは、占パパと心中できなかった龍兄貴が、

ようやく(自分勝手に)天命を果たして

婚礼の行列を導く側になった、が主な軸。

最初から洛軍と手を繋いでくれていたのは龍兄貴で、

最初は占パパが玉ママと旅立っていくのを

見送るしかなかったのが、段々と死(病)が近付いて、

死出の道行きを担う者=日本組の花嫁御寮になった。

 

ただ、あの呪いはともに行列に参加するか、

でなければ身代わりを要求するので、

地味に信一に執着しているのは洛軍の方で、

信一は巻き込まれただけなんだけど、

うっかり「死が二人を別つまで」の話になって、

結果オーライじゃないでしょうか。

 

で、この冥婚話とほぼ同じ構造で、

ただし逆回しをしているのが右腕verです。

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右腕は元々、彼岸と此岸の間にいるような人なので、

彼女との付き合いは長い。望んでないけど。

不吉な傘がまとわりついているように見えて、

本当は最初から右腕と彼女の縁が深いだけで、

それを利用して傘を届ける役をやらされている。

一番、巫女的なのは右腕かもしらんな…

 

ちょっと世界線が混じってるのであれですが

(全部で4作品?)

フカツがサワキタのビニ傘を取り戻したあと、

じゃあ代わりの傘を贈らないとと考えて、

そういや昔、雑司ヶ谷で花柄勧められたな、

と選んだ傘を「古谷」が物理屋さんに届けて、

更に右腕に持たせたという話。

物理屋シリーズでは「深町」になってるけど。

 

なに言ってんの!?と思うかも知れませんが、

私の脳内だとそう言うつながりなんですよ…

まあ今回、右腕はただのお遣いなので、

せめてものお駄賃に何があるか教えてもらいます。

 

うーん、洛軍だと

自分が信一を巻き込んでたことに気付いたら、

潔く身を引いて、というよりは

拳で解決する方だから葬列破壊しそうだな。するな。

右腕は彼岸に行くのは物理屋さん、になったら、

彼女にそれはダメだ、渡せない、って言うだろうな。

フカツはもちろん同じくだし。

うちの受けのみなさん、腕っ節には自信があるもんね。

(そう云う問題だろうか)

 

まあそれはそれとして(?)

葬列と狐の嫁入りは時間軸がプロとレトロなだけで、

起きてることは同じなので、『同じ話』なんです。

なお、三本ともほぼ同じ長さです。

5500〜6000文字くらい?

こういう描き比べみたいなことができて楽しかったです。

私にしか解らないけど!!