狐の嫁入り話続きです!!
この花嫁御寮は死出の旅路の案内人をしている。
気紛れに。彼女は善悪の判断はしない。
フカツや海音寺は行き逢ってしまっただけ。
そこで海音寺はテトラのおかげで接触はなかったけど、
フカツはつい傘で縁を結んでしまったと。
そこでの香港verとしてのトワウォ冥婚編
日本組の一方、洛軍は巻き込まれ方というか、
本来は占と祖の道行きに付き合わされただけで、
二人を繋ぐキーをやってたんだけど、
おかげで取り込まれてしまい、
信一を巻き込みそうなことに気付いた、と。
このSSは、占パパと心中できなかった龍兄貴が、
ようやく(自分勝手に)天命を果たして
婚礼の行列を導く側になった、が主な軸。
最初から洛軍と手を繋いでくれていたのは龍兄貴で、
最初は占パパが玉ママと旅立っていくのを
見送るしかなかったのが、段々と死(病)が近付いて、
死出の道行きを担う者=日本組の花嫁御寮になった。
ただ、あの呪いはともに行列に参加するか、
でなければ身代わりを要求するので、
地味に信一に執着しているのは洛軍の方で、
信一は巻き込まれただけなんだけど、
うっかり「死が二人を別つまで」の話になって、
結果オーライじゃないでしょうか。
で、この冥婚話とほぼ同じ構造で、
ただし逆回しをしているのが右腕verです。
右腕は元々、彼岸と此岸の間にいるような人なので、
彼女との付き合いは長い。望んでないけど。
不吉な傘がまとわりついているように見えて、
本当は最初から右腕と彼女の縁が深いだけで、
それを利用して傘を届ける役をやらされている。
一番、巫女的なのは右腕かもしらんな…
ちょっと世界線が混じってるのであれですが
(全部で4作品?)
フカツがサワキタのビニ傘を取り戻したあと、
じゃあ代わりの傘を贈らないとと考えて、
そういや昔、雑司ヶ谷で花柄勧められたな、
と選んだ傘を「古谷」が物理屋さんに届けて、
更に右腕に持たせたという話。
物理屋シリーズでは「深町」になってるけど。
なに言ってんの!?と思うかも知れませんが、
私の脳内だとそう言うつながりなんですよ…
まあ今回、右腕はただのお遣いなので、
せめてものお駄賃に何があるか教えてもらいます。
うーん、洛軍だと
自分が信一を巻き込んでたことに気付いたら、
潔く身を引いて、というよりは
拳で解決する方だから葬列破壊しそうだな。するな。
右腕は彼岸に行くのは物理屋さん、になったら、
彼女にそれはダメだ、渡せない、って言うだろうな。
フカツはもちろん同じくだし。
うちの受けのみなさん、腕っ節には自信があるもんね。
(そう云う問題だろうか)
まあそれはそれとして(?)
葬列と狐の嫁入りは時間軸がプロとレトロなだけで、
起きてることは同じなので、『同じ話』なんです。
なお、三本ともほぼ同じ長さです。
5500〜6000文字くらい?
こういう描き比べみたいなことができて楽しかったです。
私にしか解らないけど!!