そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

終わってしまった世界のノアの方舟の物語

ようやく見ましたよ、

40年の時を経てスクリーンで上映された

押井御大の幻の傑作と云われた『天たま』こと

天使のたまご』を…!

 

今月のリバイバル上映多過ぎ問題ですが、

落下の王国もムビチケ入手済でしたが、

まず上映館が少ない『天使のたまご』じゃね?

更にはせっかくならとDolbyで見ようと…

や、だってあの天野先生の絵が動くって聞くし。

もちろん40年前の作品ってことは、

エヴァTVシリーズと同様にセル画だったので、

ぜんぶ4Kに置き換えた、っていえばいいのかな。

劇盤も撮り直してるらしいです。

…声優さんはそのままだと思いますが…

甚八さんもういないから…このお仕事やってたんだ…😭

 

えーと、Dolbyで見た甲斐があったというか、

すごい「黒の重さ」でしたね、

黒ベタの上にセル重ねて描いてる、って

押井御大が説明してたけど、

黒の奥行きというか密度というか。

すごかったな…映像の贅沢さが。

 

そして、あんなピーキーで難解な作品、

よく出したなというか、商業だよね?!

自主制作ぐらいの意欲作でしたよね??!

40年前のOVA界は太っ腹だったんだな、というか。

でも、旧約聖書の方舟がモティーフだけど、

本体は十牛図ではないかね? が正直な感想です。

あと話題の4K版パンフも買ったんだけど

(本当に美麗!びっくりする!)

懇切丁寧な解説が入っているので、

これは読む前に感想書かないとダメなヤツでは…?

になってる…ネタバレってか、

他人の考察聞くと塗り替えがあったりするよね。

 

ちなみに200枚を超えるという

天野先生画のイメージボードを収録した

設定集はにまんえんくらいしてた、すごい厚み。

さすがに我慢した…昨日も図録買ったし…

ま、円盤は出たら買う気がするけども…

 

ということで、ざっくり書き残しておくと、

少女は鳥のものに違いないと思って

卵を守っているが、その正体を知らない。

自分を見失っても鳥を探す少年は、

割ってみないと卵の正体は解らないことを知っている。

これは世界を刷新できなかったノアの方舟の話で、

二人は、とっくに終わってしまったのに

雨が止まない世界を彷徨いながら、

「鳥」が連れてくる新しい世界を探している。

 

でも、その卵は鳥の卵ではなく、

中には少女の「時間」が閉じ込められていた。

殻が割れて開放された時間は少女の中に戻り、

大人になった少女は世界の外側に取り込まれ、

新しい世界の鍵になることはない。

そして、二人が彷徨っていたのは

方舟の裏側でしかなかったという事実。

それに気付いていない少年は、

永遠に見つからない鳥を探しにまた旅立つと…

 

みたいな。禅問答かな??? まあいいか。