そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

性的嗜好として「BL」を捉えるのは間違いだという話

またうっかり床で寝たけど、

今のうちに書いておかなければの方を…!

いちおう創作者なんでね!

 

一昨日あたりから見かけるこの話題、

元はBLドラマの宣伝かなんかなのかな。

 

これを見て、ん?ちょっとこう、

云わんとすることは分かるけど何か違う、というのを、

言語化上手の民が上手いことしてくれまして。

 

そうそう、元々は美女と野獣なんだよ、構造は。

「器ではなく中身が好き」という話で、

元々「女性向け」の恋愛ものの王道だった。

それをわざわざ「同性愛ではなく人間ドラマ」と

宣伝してしまうところに引っかかる人が出るのは、

BLが同性愛を含む現代ならではじゃないかなというか。

意訳すると、「俺は男じゃなく〜」の部分は、

「ゲイじゃないのに男を好きになった」ではなくて、

「これは性欲ではなく純愛です」なんだよね。

 

そもそも『BL』って今じゃ一大ジャンルだけど、

私がこの道を知った頃は、まだ『JUNE』として

認知されていたジャンルから生まれた新しいモノ、

だった気がする…四半世紀以上前だからちょっと不安…

(古くは「やおい」と言われていたはず)

(きっとそういう論文書いてる方いそうw)

 

本来、同性愛とは別物なんだよね、JUNEもBLも。

もちろん、作品中に同性愛者が登場していたり、

主軸に据えている作品もあっただろうけど、

そもそもJUNE/BLが、

恋愛に『性』を持ち込みたくないから発生したモノ

だからさ、性的嗜好本来関係ない、大雑把に言えば。

 

んで、例の台詞の発祥としてはこれだと思うんだ。

 

で、おそらくここに行き着く。

 

そして、性を漂白したくて始まった世界と思うと、

性描写がそもそもファンタジーにもなるし、

逆にそこに需要が出るのもファンタジーなればこそ。

(有り体に云えば妊娠しないからねー)

え、BLってR18デフォなエロ全盛の世界では?

というのは平成中期以降だと思います。

(なお、そこを別方向に「性」を肯定的に扱うために

クリアしちゃうのがオメガバ、という理解、ちょい雑)

 

ただもう時代は令和、建前だったとしても

「クィアが特殊な存在ではなくなった」

現在では、「男(女)だからじゃなく」の部分は

あまりに無神経になった。それはそう。

BLは、実在するクィアを無視して消費している、

と言われてしまうのも仕方がなくなってしまった。

 

(ここで、男性向けの百合はどうなんだ、

というのは全然守備範囲外だからわからんのですが…

あれは「性」を漂白した世界が発端なんだろうか?)

 

JUNE/BLの来歴を知る人も少なくなって、

「BLは同性愛とはまったくの別物なので

混同しないでください」という主張は

最近じゃ通らないんだろうなーという感想でした。