そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

風神雷神図屏風の

録画した3月ライオン前編見てたら、

冒頭の宗谷名人と後藤さんの対局の場面に

風神雷神図屏風出てきてびっくりしましたwww

 

ということで、

じゃすとなう取り組んでいる一編の原作をご紹介。

ジョーカー・ゲームでもお馴染み

柳広司先生の『風神雷神』です。

どなたでも一度は見たことのある

建仁寺風神雷神屏風の作者を主人公に、

江戸初期の京都で、彼と親交のあった

本阿弥光悦烏丸光広との交流を描く意欲作。

 

御用絵師ではない、扇屋の主のただ町絵師が

如何にして時代を代表する画家となったのか…

まあそこは密林の紹介でもご参考にドゾ。

端的に言うと、才能に溢れたのび太君が、

美の巨人光悦やトリックスター光広と出会って

新しい世界に目覚めていく冒険譚です。(本当


でも時代物はちょっと…という方も大丈夫、

柳先生っぽい語り口、カタカナ語も出てくる

ロジカルな現代文なので、身構えないでOK。

あと意外にも(!)女性キャラが非常に賢くて

かっこいいので楽しいです。

ファンタジーなので?出雲阿国も登場するよw

 

でも何よりエモいのが、

後水尾天皇の信任も厚い当代一の教養人なのに、

妙に崩れた雰囲気のある光広と宗達の関係ですよ…

なんだろう、あの人たち距離感おかしいね?

光広の得体の知れない部分に巻き込まれつつ

愉しんでる宗達もどうかと思うし、

公卿達のあまりのダメさ加減にガッカリして、

宗達に愚痴をこぼす光広とかどうなの。

どこの遊撃手かと思ったよ…!!

むしろコレこそおっさんずらぶだよ!

アラフィフのおっさんたちがいちゃこらしてるよ!

 

ということで、大変オススメです。

(何処行った語彙力)

醍醐寺の花見からスタートするし、

映像化したら楽しそうだなあとは思ってて、

京都弁を駆使する胡散臭い殿上人、となると

ささきくらのすけさんじゃーん!!

そんで嬉しさ・怒り・哀しさ・楽しさを

全て曖昧な笑顔でまかなうさかいさんが

宗達やればいいんじゃなーい?とか思ってさ…

 

でももうちょっと若くてもいい…

「男にしては長すぎる睫毛」な光広

(本当に三回も出て来るこのフレーズ)

となると正統派美形な関西人…

相方はぼーっとしてるように見えて、

神の子みたいな絵師…アーティストか…

 

ん? これ、

キンキのふたりにやってもらえばよくね??

ちょっと京都風に直してもらってさ…

どうだろう。(いやどうだろうって

冗談はさておき、実際の絵も見たいので、

映像化はあってもいいか、と思ってます。。。

ねえ、ぜひどうですか!!