そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

分断

今日は今季初の神宮でした。

…は?初!? と、自分でもびっくりですが、

なんだろう、春に原稿やるとこうなる…?

(単に時間のやりくりの問題っぽい)

 

そしたら、やっぱ新基準バット、

木製バットに近いですかね、音と飛距離が。

あー、なるほどーって思ったンだけど。

あと、やっぱ大学生のお兄さんたち上手、

守備の速さ(動作や送球)がはっきり違うなって。

ま、ワー、あの子らが元気だー!と思ったり、

裕也がかっこよかったので満足です。(邪)

 

えーと。

それはそうと(野球はまた明日あたりに)

虎に翼からフェミニズムの話をしますよ!

昨日ちょっとTLで話題になった漫画

や、これはすごく好い漫画です。好き。

どうしようもない分断を、

理解し合えないままでも乗り越えたい意志と

その野望があるじゃんね。

 

なんですが、それに

「そこはかとなくズレたふわっとしたフェミニスト感」

という引用リプがついてて、

リアルに「は???????」と声が出たんですが。

ズレてねえよ、ふわっともしてねえよ、

我々がこれまでも今もこの先も、

ずっと直面している現実そのものだよ馬鹿か?

と思ったんですよね。(手加減なし)

 

ただ、この見え方の違いが

この漫画が描いてる分断そのものな気がする。

見えてる世界があまりに違うというか。

ちょっと前に話題になった隣り座席の問題、

永遠に認められる気がしない夫婦別姓

なのにいきなり法改正されそうな共同親権

ずっと被害者が出続けてる痴漢の問題、

同じ根っこなんですよ。

 

我々、女が常に直面している不利益、

ずっと押しつけられている不平等を、

これまで、そうじゃない側=男達は存在を無視して、

ずっと存在しないことにしてきたのを、

ネットとSNSのおかげで顕在化したという話。

ずっと利益を享受してきた側は問題が認識できないし、

そもそも何が問題かが分からない

だって困ったり不愉快じゃなかったんだもん。

それは一方が我慢して、不利益を被っていたからだ、

と声を上げたら「我慢しろ」「それはおかしい」

「そんなのは問題じゃない」と言い出す。

 

ちげーよ、お前らが無視してきただけだろ、

ずっとずっと、誰かが我慢してたんだ。

 

そして今、それを声に出すと、

「女さん」とか「フェミ」とか侮蔑される。

現代に於いて、「フェミ」という語は

ネット上では本来のフェミニズムと切り離され、

まったく違う語になってしまった。

その過程も現状も醜悪そのものだけど、

その乖離にこそ問題の本質があるんだとおもう。

 

女性が、男性と同じように、

自分の事を自分で決めて生きられるというのが

フェミニズムで、当たり前の権利じゃないか。

 

うちの母上はまあ才媛なんですが、

それでもそうとうな苦労をしていた、はず。

今でこそ、父も引退して家事に精を出し、

っていうか、父さんの方が明らかに向いてる…

ので、まあ、割れ鍋に綴じ蓋やってますが、

同じ職業で同じことをやっているのに、

子育て(つまり私が小学生くらいの間は)

出勤は1時間遅く、退勤は1時間早い、だと

研究成果に明らかな違いが出るはず。

(ただこれ難しいのは、この仕事は作業じゃなく

そこそこクリエイティブなので時間には比例しない。

能力と環境に比例するところ…これはまた別の問題)

 

今だと、子どもが熱を出した、怪我した、

学校行事だ、と仕事を抜けるのを子持ち様が〜

ってまたアホみたいなネット記事出てましたが、

女同士の問題じゃなくて、あれは事業主の怠慢だから!

そこを従業員同士の確執に押し込めてるのが

すでに罠だし欺瞞だよね。

 

痴漢にあうのも、ぶつかりおじさんに出くわすのも、

夜に一人で自由に出歩けないのも、

タクシーの運ちゃんにタメ口利かれるのも、

勝手に定食のご飯が減らされるのも、

○姫デーってピンクのユニが配られるのも、

逆にレディースディというのが存在するのも、

「女」が軽んじられてきた証拠でしかない。

 

私は、女を侮るのを辞めろと、というか、

無自覚に搾取するのを止めろと言っている。

 

たかだか性別が違うだけで、

どうしてそんな目に遭わないといけないのか、

この理不尽に耐える義務はない。

と、女は男と番わず、子を産まなくなるだろう。

そんな時期にもう来ている。