ちょっと面白かった、というと失礼か、
いやでも笑い話でしかないやつで。
ついったで流れてきて、おおっと…というか、
下読みの皆さんお疲れさまです、というか?
「中年以上の男性が娘くらいの年齢の歳の女性とセックスする(恋愛ですらない)小説」、本当に大量に送られてきて、例年下読み委員たちの精神を削りまくるらしいので、本当にやめてあげてほしい。その話をする時のみんなの顔は死んでいる。何かの被害者の顔をしている。 https://t.co/GuIVwHtQTs
— 紫藤春香|はるちん (@chuck_abril17) 2024年6月20日
なんつーか、この国の病理を見るようで、
だいぶん引いちゃうけども、それはそれとして…
友人が、文学賞を狙おうというのに、
そんな金太郎飴な作品で戦おうとするのは
分析が足りないのではないか?(意訳)
というので、オリジナリティを出して
入賞からのデビューを狙わないのは、
自分が読みたいものはなんぼあっても良い、
な王道路線と盲信してるか、
そういう戦略なしに自分の筆力を過信してるかでは?
という、身もふたもない分析をしてみたり。
や、異世界転生ものとか悪役令嬢とか、
げっぷが出るくらいテンプレの量産型が
溢れて売れてるじゃないか!という向きがあるかもだけど、
それでもそれぞれ、何か特色があったり、
埋没しないだけの何かがあったり、
少なくても読んでも無理がないからでは…とは。
でも、喩え食傷気味になるくらいのネタでも
ちゃんと文章書いて完結させて応募するのは
それはそれで偉いよね、という話になったら
「書かないの?」と聞かれ
(私のヲタ活について知るリア友はほぼいない)
えっ、書く!?
うーん、地方の公立高校の弱小野球部に
ひょんなことで挫折した天才投手が転校してきて、
なんやかやあって本気で甲子園を目指す話とか?
と言ってみたら、
「もう少し捻りが欲しいな…例えば交通事故とかで
死んだ双子の弟の代わりに甲子園を目指す、とか」
と返ってきて、
なるほど、じゃあその双子には、
学園のマドンナな可愛い幼なじみがいたりして…!
と、こうして量産型投稿作品が生まれるのか、
と感じ入ったりしています。(やめれ)
とはいえ、やはり王道は強いのかも…
と思ったりもして…食傷気味になるとはいえ…
ただ岩手の田舎町(失礼)に生まれ育った少年が、
高校時代にエースとして甲子園に出場、
ピッチャーとバッターの二刀流でのプレイを望んで
メジャーを目指すも、説得を受けてまずNBPに加入、
オールスターで日本人最速の160km超えを記録、
メジャー入りを果たすとレギュラに定着、
投手として二桁勝利にホームラン王を獲得。
って作品を書いたら、リアリティがない、
と即却下される気がするわけで、なんだろう、
創作って難しいですね…!!(ほんとにな)
あんまり、っていうか、全然、
文学賞のための鍛錬とかトレンドの研究とか
そういうことをしたことがないんだけど、
(そもそも文章を書く練習もしたことがない)
読み手より書き手が溢れるこの時代、
何か「これっ!」ってものがないと、
見つけてもらえないのではないかなあ…
と、改めて思ったのでした。
上達はしたいんだけど、読んでもらうために
テーマを選ぶのは何か違う気がするというか、
書きたいコトはそのまま書きたいので、
なんか難しいですね。