そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

辰砂に彩られた女王

いや…自分が如何についったに依存しているか、

が判明した週末でしたが、周知の事実なので

特にショックとかではなく…うん…

どっちかというと、ついったがなくなったら

私、どうやって生活してたっけか?

と思うくらいで…(※真のツイ廃)

 

まあ元気です。

そして今は窓の向こうで雷鳴がすごいですが、

個人的に雷は好きなのでいいです。

(あと三毛猫は雷そんな嫌いじゃないらしい)

 

ということで、メキシコ展後半でーす。

メソアメリカの美術、というか、

ある意味「道具」であり「神具」というか

つまり冠婚葬祭に使うものの造形って、

文化の基本だと思うんだけど、

それがほんと、とても独特に見えるけど

ユーラシア大陸にはないという感覚かも)

すごくビジュアル的に完成されたというか、

どうしてそうなった!?感のあるものが多い。

 

これ、香炉だそうです。

はい???と思うよね、私は思った(笑)

このゴテゴテした(失礼)レゴで作った建物

みたいな部分が「蓋」なんだと思います。

まるごと「かぽっ」て開くんじゃないかな。

で、その下の部分で炊く。

タジン鍋っぽいって云えば分かりますかね…?

 

コレは笛です。

笛なんですよ!!

日本でも合戦の時、合図に使う法螺貝!あれ!!

いやあ…大陸違っても使い方同じなんですね…?

描かれているのは神様だったはず。

この顔つきとかデザインも「っぽい」んだよねえ。

 

あとこちら、ついったで話題になってた?

ブックストッパとしてお土産品になってる?

けど、本当は祭壇の上に置いて

更にこの平らになってる部分に生贄を置くやつ。

なんなら生贄の心臓とかですwww

妙に可愛らしい顔しているのに使い道が物騒。

いやとにかく祭礼が物騒なんだけどさ…

 

また、こちらは国・都市同士の交流の証で、

ふたつのコミュニティの王を描いているとのこと。

この長方形の模様部分が「文字」なんですよね。

文字のデザインというか造形がまた独特というか、

やっぱり斬新なんだよなー。

あと単純に壁画というかモニュメントとして優れている。

 

そしてこちらが今回の目玉、赤の女王

ちょっと色調補正してますが、

印象としてこれくらい赤かったのは確か。

友人にATフィールド?!とか云われましたが(笑)

マヤ文明都市国家パレンケの遺跡、

王が眠るピラミッド(神殿)の隣りの神殿から

1994年(最近じゃん!)発掘されたもので、

当初は王の母親では、と云われていたのが、

DNA鑑定で血縁関係なし=王妃となったという。

現代的だなーーー!!

 

アップはこちら。

イヤこのマスクとか冠とかの精緻なこと。

まあ、ピリリと引き締まる感じですよ。

辰砂(シンシャ)=水銀赤なので、腐乱を防ぐ目的?

発掘された瞬間の緊張感が偲ばれます。

あ、当時のVTRも少し放送してくれます、

さすが映像も残ってる時代の発掘!www

 

でもほんと、これ、超新鮮な話題なんですよ。

ここ20~30年の発掘で解った事があって、

コレからももっと調べる余地があって、なので。

(なんせあのあたりは内戦ありましたからね…)

ほんと戦争って百害あって一利なしです。

Pーチン聞いてる!?? とかさー。

 

人類の遺産は大事にしたいじゃないですか。

と、しみじみと感じたりしています。

なお私が見て2hきっかりでした、ご参考まで。