そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

作品を預かる難しさ、と

↓の続きで、逆側をちょっと。

 

そういえば昔、好きだった漫画家さん

(現在も活動されているかは謎)の評に

「原作付きのお仕事を嫌がらない」との談があって、

コミカライズって漫画家さんには嫌がられるの?

と驚いた記憶がある。ほんと四半世紀前くらい。

物語とキャラがあるなら作画するだけで

自分でゼロから描くより楽なんでは、と思ってたけど、

実際はそうじゃない、と気付いたのはだいぶ後。

 

重版出来(ドラマしか見てないごめんなさい)で、

画力はあるけどストーリーテーリングが苦手で、

コミカライズを担当する女性が出てくるけど、

苦労してた話があった、よね…?あったはず!

確か、髪型ひとつ自分では決められないし、

いろんな方面からの要望や助言もあるけど、

一貫してるわけじゃなくて、悩みに悩むお話。

 

一方、画力は今ひとつだけど、

圧倒的に物語が上手い男性の漫画家志望の子もいて、

(なんとなーく進撃のいさやま先生っぽい

イメージで見てました。私の脳は単純…)

そちらも別の、でも↑の女性と同じように、

自分の物語を書く難しさにぶち当たる、

という…展開だったはず。(たしかそう)

(見直したい!あ、原作読んでも良い!)

 

いずれも難しさはあるけど、

他人の物語を預かる難しさは絶対にあるから、

漫画家さんにコミカライズのお仕事が

敬遠されることはあるのか、とふと思い出した。

ゼロから自分で自由に描いた方が楽じゃんと。

 

それは自分でも一次も二次も創作をやるからで…

いわゆる同人活動(二次創作)は

もちろん商業ラインに乗らないものだけど、

あくまで原作者様のご厚意というか恩情というかで

お目こぼしを頂いているだけだからさ。

決して原作を貶めるようなことはしてないつもりでも、

そもそも二次創作が厭という作家さんはいるだろうし。

 

…いや、実は「イノタケ御大は嫌いそうだよね」と

沢深書き始めた頃、SDガチ勢の友人に言われて、

(友人は私のこちら側を知らない)

冷や水を浴びせられた気持ちになったのですよ。

や、これはね、一次だろうが二次だろうが、

リリースされた作品は鑑賞者のものになるけどさ!

神様には不愉快な思いをさせたくないじゃん!

ゆめゆめ知られてはならぬ、まではいかないけど、

心には留めておこうと思ったのでした。