最新作『北の街スイッチバック』の全文を
サイトのweb拍手で公開しました!
「はくしゅ」の黒猫クリックしてくださいね。
バスケの街で起こった爆発事故、なんて、
ザファ・沢深にハマった影響が明らかなお話ですが、
期せずして(?)小説を書き始めた頃から、
いつか書こうと思っていたネタになったので、
これからつらつら書きます。
結末にまで触れるので、ネタバレイヤな方は回れ右で。
始まりは、某バスケ強豪校の女生徒モブとして、
「古谷」という少女を出したのが発端。
彼女、書くの愉しくてですね…!
なお、沢深本『ひとでなしの恋』では、
オセロ・チェスで無双してる古谷ですが、
実はチェスは楓の方が強いんですよね。
(支部にある方には無いネタ)
ま、これはいつかネタにするとして…
そこで、ザファ熱が高じて聖地巡礼として
ノシロ行こうと思った昨年7月の三連休、
あの街にあるロケット実験場で爆発事故があって、
風車の並ぶ海岸線での事故の映像があまりに…
不謹慎ながら美しくて、これ書こう…!と。
(なお、豪雨のためにノシロ行きは延期になりましたw)
ええ、幸いうちには物理学者がいますのでね!
楓は宇宙物理専攻じゃないけど、
T大宇宙研とかJ▲XAにいる同級生がいるはず、
ってことで、楓と古谷に同級生になってもらって、
仕事で赴いたバスケの街のロケット実験場で
燃焼試験中に事故が発生、
同時にそこで働く元同級生が行方不明になった…
楓なら探す、積極的に巻き込まれる、大丈夫!
じゃあ、ついでに?相棒には古谷の高校の同級生、
バスケ部の元主将を出そう!接尾語なしで!!
とノリノリでネタを練ったんですねー。
まあ、それで書いてみたら、
ヒロイン古谷の消えっぷりが攻殻の素子さんじゃんw
ではあるんですが、どちらかというと、
森ミステリの四季博士っぽいかなと思っています。
(あそこまで特異じゃないけど…)
目的のためには自分自身まで手放す感じは、
その二人と似てるかもしれない…?
なお、今回は仮想現実が物語のキーになってて
「ヒトはどこまでがヒトなのか」を考えるところも
↑の二人のヒロインと一緒かなと思います。
そして、これはいつか書きたいと思っていたネタなんですよ。
時間軸としてはコロナの前…今から5年くらい前?
を想定しています。(たしかそう、きっとそう)
AIのレプリカントはまだ空想の領域だった(はず)けど、
今であれば、ChatGPTが実用化されて、
自己学習するAIいけるんじゃ?って感じもあるから、
違和感はない、といいですね…?
それで「古谷」は肉体を手放してしまいます。
楓は「ヒト」の範囲に自分なりの回答を持ってて、
古谷と袂を分かつ(?)ことになったけど、
本人は手段のために目的を選べる質なので、
結局、古谷に付き合っちゃうし、
それは深町キャプテンも一緒なんですよね。
有り体に云うと自殺を止めないタイプのひとたちです。
ので、古谷はシュレーディンガーの猫の箱を
開けられる相手を選んで(たぶん松本君は無理)
罠を仕掛けるんだけど、好いヒロインだった…
実体なくなっちゃったけど…_(:3」∠)_
彼女はヒトと電子データの間の存在になる。
一方、その前に書いた『わだつみの詩』では
ヒロインはヒトと神の間の存在(巫女、依代)でした。
だから彼女と古谷は表裏一体、そっくりに書いてます。
あんまり容姿は描写してないですが…
物言いとかはそっくりなはず。
ヒトじゃなくなっちゃうヒロイン書くのが好きだ、
という話だったかもしれない…?(雑なまとめ)
しかし、あのまま終わると余りに寂しいので、
右腕も出すことにしました!(思いつきかよ)
二人揃うシーンは二年ぶりくらいではないかwww
ついでに小林家をひとネタ入れたついでに
深町キャプテンの後輩っぽい存在も出てきますが、
くれぐれも実際の個人・団体・事件・
バスケ漫画とはまったくの無関係ですのでね!
(今更感)
あと古谷も…生き残った方とか電子の方が、
今後、どっかで出てくるかもしれないですね。
深町キャプテンはわかんないけどw
長々とお付き合いありがとうございました〜。
次はもうちょい明るくて短い話を書きます…!
なんですが、その前に新刊準備だー。
ちょっとした?怪談掌編集を考えて居ます。