そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

犬神家再読のはなし

これから原稿やるんですが、

本文はほぼ終わってて(あと最終確認)

扉とか目次、あとがきというか解説書いて、

奥付作って、表紙を作ると。

…わりと大変ではないか???

や、デザインは決めてて、写真も選び終わってて

あとはやるだけなんだーーー、あーーーーー。

 

いいかげん、装丁外注してもいいんじゃね?

と思うんですが、たぶんデザイン自体が

すごく好きな作業なんですよね。

下手の横好きであれなんですが…

本を作る楽しみでもある気がして手放せない。

いやいや。

 

えーと、そうそう、犬神家再読終わって、

今度は十角館再読中なんですが。

あ、犬神家は結社ドラマ見たおかげで

ストーリィはしっかり覚えている。

でも、あれは非常に斬新な解釈と演出で

まるっと逆転するお話だったんだなー、

と改めて実感しているところ。

当然のようにネタバレするので苦手な方閉じて!

 

なお、推理小説での探偵って、

主役だけど狂言回しなんですよね。

犬神家の主役は珠世と松子と佐清なんだけど、

原作とドラマでは佐清と静馬の主客が

逆転してるというかなんというか。

原作だと主犯松子夫人だけど、

ドラマは主犯佐清なんですよね。

そこをあえて指摘する金田一

というのがドラマ版が斬新だったところ。

 

しかし、いずれにせよ静馬が気の毒だなあ。

あと一番悪いのは佐兵衛翁なんだけど…

隠微な恋の結果とは云え、

娘達にあんな呪いを掛けちゃいけねえよ!

まあ、だから因果応報で静馬死ぬし、

骨肉の争いが起こって…ダメージ大きくないな?

あー、でもなんか佐清の一人勝ちな気がする。

うーん…あ、でもああやって佐清

永遠に静馬を手に入れるんだからいいのか。

 

…偏った感想でした。

なお十角館はさっぱり何一つ覚えて無くて、

これは新鮮にあの一行が読めるんでは、

と期待して(?)います。

 

これから原稿やるよ!!!(ほんとだ)

入稿寸前まで持って行きたい!