そして世界は踊る2

日々の呟きやらなにやら。

小説における描写を考える回

野球がお休みなんでね、積み残しを!

いちおう字書きの端くれなんでね、

日本語表現というか、描写というかについて少し。

 

ちょっと前にTLを過ってて「ああ!」と思ったやつ。

あー、分かるー、これは上手いやつーーー!と。

「悲しい」を使わずに喪失感を表す、とかさ。

これを描写という、という感じしますよね。

使いすぎるとくどいし分かりづらいけど、

ここぞというときにあると「あー!」ってなる。

 

でも、自分で書くときもそういうのやってる…

はずなんだけど、意図してやってるわけではないので、

そういう技術があるわけじゃないんだよな…

たぶん…ほんと考えて書いてないな…

でも一方で、これって表裏一体というか、

読む側に想像することや準備を要求してるんですよね。

 

で、これ。

そうなんですよねー。

会話だけ拾って読んでる、とか聞いたことあって、

マジで!?イヤちょっと待って!?と思うけど、

あるんだよねえ、そういうことはさあ…

だから読み飛ばされても物語は追えるカタチでは書く。

 

で、そこで問題になるのが、最近TLで話題になった

誤訳、違うな、誤解というか、すれ違い。

琴線に触れると逆鱗に触れるを混同してる人が多い、

という話題に「うっっそお」と思った方で。

個人的には、

琴線に触れるは「それだよそれ!尊い!」な感じで、

癪に触るは舌打ちする感じで、

逆鱗に触れるは「てめえそこに正座しろ!!」

な感じで使っているけど、そこが違ってると

そりゃ…伝わらないよね…ええええ…_(:3」∠)_

 

更には、

こんなところまで想定しないといけないなら、

もう何も書けないんじゃ?ってなっちゃうよね。

まあ、そんなの辞書引かない方が悪い、

とは言えないんだよ、小説って言うのは

まず読んでもらうまでのハードルが高いんだ!

読んでもらった上で伝わらないと、なんだよ!

 

ただ、また「小説」というか物語となると、

語彙や文章力とはちょっと違う要素もあって、

これ!!!!!

そうなんですよ、文章上手いとか美文が書けるのと、

お話が上手いのはたぶんちょっと違って。

キャラ重視とストーリィ重視の違いに近くて、

描写で読ませるか、設計で読ませるか、というか。

 

私は心理描写をほとんどしないので

(苦手、というか、実はよく解らない、というか)

動作や、情景、背景を描いてる部分が多い。

おそらく、二次作品でも「っぽくない」と言われるのは

そのあたりに原因があるかもなーとは思ってて。

 

あ、いちおうね!気にしてはいるんです!!

あんまり読まれないから(笑)

そしたら、そもそも生息域が違うというか、

私、生えてる場所が違った…みたいになってて、

そうだよな…とかさ…まあ…知ってた…

 

私が書いてる小説は根本的にBLじゃなかった、

と去年気付いたのと同じ流れだな…

繊細な心の動きとか関係性の変化を描くとかではなく、

起こったことをそのまま描いてるに近い。

あと、そもそも婚姻制度に興味がないので、

なんかね、ゴールが違っちゃってる、知ってた。

 

と、いう話でした。

なんだ、読まれない理由ははっきりしている…

そして私が宗旨替えをしないかぎり変わらないので、

まあしょうがないよねー。

自分のために書いてて、誰かに刺さったら御の字だ。

とりあえず原稿やろうね、じぶん。